Optitrack 最新バージョン Motive3.3機能紹介

Optitrack 最新バージョン Motive3.3機能紹介

モーションキャプチャOptiTrack基幹ソフトウェア「Motive」の最新バージョン「Motive 3.3」がリリースされましたので、注目のアップデート内容をご紹介いたします。
「Motive 3.3」では、同じカメラからトラッキングモード(二値化モード)とリファレンスモード(MJPEGモード)の同時撮影が可能な「Duplex(デュプレックス)モード」が搭載されました。

PICK-UP>>Motive3.3 機能強化

Duplexモード:トラッキングとリファレンス映像の同時撮影が可能に

※Motive: Body/Body Advancedの機能
※対応カメラ:PrimeX 120/41/22, SlimX 120/41, VersaX 120/41/22

「Motive 3.3」では、カメラのビデオタイプに「Duplex」モードを追加しました。リファレンス映像を撮影しながら、他のカメラと同様にトラッキングも実現。カメラの計測台数を減らすことなく、リファレンス映像が取得できるようになりました。
これにより、ポストプロセスにおけるマーカーレスワークフロー※1に利用できることが想定されます。

※1映像データのファイル出力は次のバージョンでリリースされ、現在はMotive上の再生のみに対応しています。


Spineセグメントオプションの追加:5 Segment Spineモデルで脊椎の自然な曲線を反映

※Motive: Body/Body Advancedの機能

スケルトン用のSpine(スパイン/脊椎)モデルに「5 Segment Spine」モデルが追加されました。
「5 Segment Spine」モデルは、5つの背骨パーツと2つの首骨パーツで構成され、脊椎の自然な曲線を反映しており、Motiveのスケルトンとアクターのアライメントをより正確に行うことができます。
また、従来のClassicモデル(背骨パーツ2・首骨パーツ1)もこれまで通り選択ができます。


Shot Listマネージメントの改善:セッション概要を一括でエクスポート、ノートのインポートも可能

takeデータのリスト(Shot List/ショットリスト)のセッション概要をCSVもしくはXMLファイルにて一括エクスポートできるようになりました。

<エクスポート内容>
セッション名、テイク名、ファイルディレクトリ、関連するAsset、ノート、タイムレンジ、計測時間、フレーム数

また、テイク名を事前にインポートする際、ノートも同時にインポートできるようになりました。
これにより、計測パターンを変化させた場合のメモの一覧や複数回計測を行う場合の事前のリスト管理ができることで、より計画的に計測を行えるようになりました。


各種フォースプレートのSDKアップデート:Kistler社・Bertec社の最新SDKが追加

※Motive: Body/Body Advancedの機能

下記のフォースプレートの最新SDKが追加されました。
Kistler社:Ethernetベースのフォースプレートのサポートの追加
Bertec社:一度に5台以上のフォースプレートのトラッキングをサポートの追加

※各メーカーの対応機種については別途お問い合わせください


PrimeX 120での高画質MJPEGビデオモード

PrimeX 120カメラは、高画質のMJPEGビデオモードでフル解像度となる1,200万画素での撮影ができるようになりました。
※現在、Duplexモードでは利用できません。MJPEGモードのみ利用可能です。


Motive3.3 機能強化一覧(詳細)

NatNet

  • NatNet経由でコマンドを送信し、剛体の向きと位置の両方をリセットする機能を追加しました。

Motive API

  • Motive APIを使用して、トラッキングバー(Trio/Duo)からキャリブレーションファイルをダウンロードする機能を追加しました。
  • Motive APIに改良を加え、非同期カメラフレームへのアクセスを追加することで、統合時の機能性をさらに強化しました。


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